楽天モバイル、どうする?

「うーんよくなかったら1年で終わればいっか」と思って2回線目として楽天モバイルを使い始めて、そろそろ考えるタイミングですよね。

 

あまりその端末を持って遠出していないけど、それでもはじめはたまにおぼつかない感じがあった。もう解消されてるけど。新規参入の大変さは、書面的には知ってることだけど、あの違い(割り当て等々)がこの違いになるんだ、大変だなぁ、と感じたりして、勉強になりました。創業社長はやっぱりすごいなぁと(人としてはよく知らないから好き嫌いはない)。

 

昔からあるメディアによると、人はpovoに移ったりIIJmioに行ったりしているように見えるんだけど、本当にそうなんだろうか。だってそれ、計算上最もお得かどうかは、計算条件によるでしょ。

 

いろいろ検討した結果、わたしは

・もともと使っている端末をMNPで他回線へ

楽天モバイルはこのまま使う

ことにした。これが自分の小型端末の使い方に最も合っている。PCと固定回線がない人の検討ポイントは全然違うんだろうと思う。

 

最近「お得!」みたいな記事の需要があるようで、それに特化した記事を書くライターも多いような気がするけど、そういうことばっかりだと、そのお得の源泉はどうやって事業を続けるのか。みたいなことを皆考えないんだろうか。言い方を選ばずに言えば、そういうことだけをすくっていくのは、困窮していないのに物乞いするのと同じで、非常におかしい。そんな奴がたくさんいるからには多くの人の給与が上がらない、的なことである(給与上がらない問題はもっと大きな原因が別にあるけども)。納税者が図書館で本を借りるのとはわけが違う。

 

個々の細かいところに反応して「これはお得であるしめしめ」みたいな行動をとっている人は、その最適化にかけるコストをほかのことに回した方がよほど手元に残るものがあると思う。

 

回線選択については、いくつかの企業は広告出稿元として大きい(デスクのイメージとか広告営業の見込みとかのレベルで)ので、メディアの取り上げ方はそれ相応になる。あたりまえのことなんだけど、見る側は意外に気に留めないみたい。

 

似たようなことは生鮮加工品をスーパーで見たときにも思う。国内加工品が異様に安いが、これはおそらくは「国産は高い」といって買われなくなる→対抗措置として外国人の実習生に依存する→安くなる(→国内雇用にまったくなってないうえに加工地以外ぜんぜん日本じゃない国産品が提供される)、という流れなんだろうね。

 

買うと結果として知らない人に害が及んでいる(というかそれに1票入れている)ような気がするので、ここ数年は価格と加工地と量が合わない気がするものを買うのが非常にためらわれる。買い物するうえではある種の知識はあったほうがいいけど、本当は前向きに使いたいですね。