うーん、あまり、という話。
ここ何年か、よく毎日毎日日経平均を真顔で報道するなーと思っている。テレビのニュースで毎日出すのは、それの影響を受けて行動する層がある程度生きてるからだろうけど、ニュース自体、あれがあっても、多くの日は何秒も埋まらない。
かつては意味のあるものだったと思う。が、取引の仕組みも日本の位置も(グローバリズムもね)変わったので、日経平均で景気を読むぞみたいな人との会話は短めがよい。
採用銘柄企業に勤めてますとか日経225に就職しろとかいう言いぶりについても、あれはある企業の重要度ではなく、株としての幅のききようが反映されているので、ふーんでよい。東証1部のなかで売買代金と売買高当たりの価格変動率が高いものを450取り出し、そこから業種バランスを見て225選ぶ*1。たまにいれかえる。株の指標ってそういうもので、それ以上のものではない。その路線でいうと、市場は東証だけではない。個人的には、上場しなくてよい会社のほうがよいようにも思うし。
意味ないかというとそんなことはなく、このごろは特定銘柄の寄与度が高すぎ、したがいあたかも日本経済の調子がよいかのような印象を作り出し、御用インデックスの重責を果たしたようだ(話をだいぶ略した)。
職業で株式を扱っている人は毎々異常値を除いた株価変動を計算しているわけで、浮遊する個人も、見るだけならほかの指標も見ていいと思う。