カカオ豆の価格が下落し続けているそうで、原因は贈答/土産等の需要が減ったことらしい。そうねぇみんな家にいるから。じゃナッツも下落かな。。。
www.nikkei.com
外国人労働者に依存している農作業は労働者が入国できないから滞っているらしく、カカオの木の手入れってどのぐらい神経質にやらなきゃいけないのかわからないけど、認証取得の畑とかは輪をかけて大変だろうなぁと想像する。イナゴの害をどのぐらい受ける植物なのかわからないけど、地域によっては影響あるだろう。
業界団体のウェブページによると、カカオ豆の生産量は超ざっくり言って30年で2倍。つまり、さらにざっくり言うと人口と同じペースの伸びである。
カカオ豆
http://chocolate-cocoa.com/statistics/cacao/supply_demand_w.html
人口
https://population.un.org/wpp/Graphs/DemographicProfiles/Line/900
チョコよりも個人的に影響が大きいのはコーヒーと紅茶。世銀の2020年7月分まとめによると、コーヒーを直近4年みるとロブスタの価格は下落、アラビカは2019→2020で上昇傾向。アラビカ種は、①中長期の価格上昇トレンド:新興国需要を主因として価格上昇が続いていた うえに、②もともとの価格決定要素の影響力:主要生産国が表作かどがうかとかその地の気候はどうだとか、そういう要素が大きすぎる ため、COVID-19はあまり影響しない気がする。って素人のイメージだけど。
ICOによると(ほんとはUSDAも見たほうがいいらしいけど)1990/1991コーヒー年から2018/2019年で生産量はざっくり2倍。ちなみに中国はICO Non-memberだった。なぜかユーカリオイルのケースを思い出した。
http://www.ico.org/new_historical.asp
http://www.ico.org/historical/1990%20onwards/PDF/1a-total-production.pdf
こんな状況下で、我が家では嗜好品の質を少し上げた。理由はあり、
1)コスト構造の変化:それでも食費全体としては以前よりも収まりがよい(ランチがほぼ自炊になったことで、原資が出た)
2)ものの趣旨:最近コーヒーと紅茶の気に入るものがなくて困っていたが、ある程度好みのものを選べることが嗜好品の趣旨にかんがみ健全であろうところ、これと思うものが見つかったので買うことにした
3)質的ニーズの上昇:そうでもしないとやってられない気分である
の3点。