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ネットショップで買い物をすると、しばしば

 

これを見た人はこれも見てます
これを買った人はこれも買ったみたい
あなたもしかしてこれも好きかも

 

みたいなレコメンデーションが表示される。で、これが何に基づいたものなのかはまま秘密である。昔はわりと明確に書いてあった気もするけど。
よくわからないので、実際に多くの人がそういう道をたどったんだろうなぁと思いつつ、その初期においては「なんでこれとこれを同時にお買い上げ?」みたいな場合もあり、「あまり日の目を見ない物を買った人の行動はばらされやすいのか?」と思っていた。

 

が、レビューを見るよりは実際の購買行動に基づくレコメンデーションのほうが見たい。特異値はがんばって守っていただくとして。

 

ちょっと違う話。ある食品スーパーの品ぞろえが非常にしっくりこない。おもしろいので考えた結果、「買値と売値の差が大きいものを優先的に並べているのではないか。うまいかまずいかはたぶん評価してないね」となった。

なぜこの商品4アイテムあるうちの比較的まずい2アイテムをわざわざ扱い、超うまい2アイテムを置かないのか、どこかお悪いのではないか、これが売れてる他社の選択は見なかったの?じゃなんで扱うことにしたの?という感じの品ぞろえ。無理やりに根拠を探すとすれば、粗利の差かなと思う。扱い開始時点で他店で売れてないものの下代は安いのではないかと。あるいは単に失敗したのかなぁ。

 

という意味において、証券会社から「投資信託をAIがお見立て♪」みたいなことを言われても、手数料や信託報酬等、裏方の事情がどのぐらい加味されてるのかなー、と穿って考えるのは生活者としてごく普通の感覚である(AI/証券に限らず、金融商品の「質問に答えていくとあなたに合った商品が!」みたいなのは皆同じな気がする)。

 

話を戻すと、一般論としては、食品スーパーの場合は老年層を優遇したキャンペーンを打ちすぎると計算がおかしくなり、おかしいままではいけないのでいろいろいじり、結果的にキャンペーンの原資であった顧客が消える。昔とは事情が違うので、顧客は本当に簡単に消える。前出のケースではそういうことが起こっているようにも見えた。