圧縮マン

去年からネット上では写真撮影技術が熱い気がする。主に街頭撮影技術。

 

実際には人がちらほらというストリートも、カメラをちゃんと操作できる人がちゃんと道具を用意して撮影すれば大混雑にできるという技術が、ときどき駆使されている。

 

幸い見る側も慣れてきて、問題に名前を付けてかわいがっている。その種の写真をつくっているカメラマンは「圧縮マン」と呼ばれる(声に出して呼んでるかどうかはわかんないけど、ネット上の街の声的には定着した語彙みたい)。

 

写真について、すごくいい教材を作成した人がいて、話題になった。 togetter.com

 

圧縮マンやれやれなんだけど、目的がよくわからない。持って帰って編集長とかデスクとかがOKすることが目的なんだろうけども、報道カメラマンを名乗る人はその発注センスを疑わないのだろうか。自分でやるにしても「普通に撮るとつまんねーな。レンズでもかえるか」って、それは何なんだ。

 

圧縮するよね?そうするとだよ、

 

 圧縮→買い物客でみちみちの商店街ができあがる→民度急降下→みんなほいほい出てきちゃう→まわりまわって自分も感染・・・

 

がねらいなのだろうか。何を伝えたくて採用された絵なの?

民度に下がりしろがあるのかというとまだあるだろうけど、まじめに考えると、

 

 圧縮→買い物客でみちみちの商店街ができあがる→民度低い→新聞購読者減る

 

ぐらいの展開を期待したいものである(新聞とってると程度が高いという話では勿論ない)。そうだったのか!終活ね!と言いたい。社旗をバサバサさせながら撮影に行って終活だったらすごいけど、たぶんちがう。社用車で移動してないか。

 

 

本当は、上から撮る話ではないかと思う(飛行体を出すのは許可出ない気がするけど)。「チャートを選び間違えるとさっぱりわかんない結果になりますからね。しかも必要以上に不見識に見えかねません」って学校で習うでしょうに。

 

こんなに簡単に街頭を確認できる時代に。何をやってるんだか。