オンライン会議ツール選びでもめたときに

COVID-19のまん延で、日本でもリモート勤務が普及機に入り(ほんとか?と思うけど)、オンライン会議のニーズが増加しましたね。

 

多くの企業(ここでは法人税納めてる企業を指す)にはOffice365があるとすると、Teamsが入っているはずである。WebExがんばって管理してる大企業も少なくない。ある程度の規模の組織にはちゃんと用意されてるツールがある場合が多いでしょう。グループウェアでオンライン会議できたりもするし。

 

が、まったくふつうのユーザから「Zoom使いたいんですけど」という声があがった組織は多いのではないかと。社外のお友達から言われたとか、評判見たとか。「あーあの×譲りの脆弱性作りこみが懸念されるツール」と言っても通じるわけもなく、しょうがないので「これは危ない」というニュースがユーザに届くまで粘ると、期待通りに問題が定義され、回避されたり別のものを探せと言われたり、すでにあるものを活用したり。Zoom後の対応は、組織ごとにいろいろだと思います。

 

2月~3月初旬に「Zoom使いたい」と言い出したユーザは、少なくとも、考える習慣がなくて新しいものを好む傾向があるように観察しました。それだけを見ると非常に典型的日本人だろう。人によってはポジショニングを日ごろから重視していて、なんか人と違うことを言いたいという気持ちもあるかもしれない。

そういう人は、もしかすると情報操作されやすい。

 

ついでに言うと、大学は講義配信でスケールする方法を即座に導入したいからZoomなんだろうと思うし、会議の管理権を奪取されるような使い方はしないと思うけど、東京大学発表文を見る限り、

 

 脆弱性は発見されれば即座に周知される

 製品提供者は、判明した問題には即座に対応する

 

という前提で書かれているような気がして、だとするならば個人的には意外だ。公表文だからあれでいいんだろうけど。